LONG PARTY RECORDS

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2024BEST

【第60回 峯岸 利恵(ライター/吉祥寺WARP)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"

2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!

第60回はみねぎし!(ライター/吉祥寺WARP)

1.明日、照らす「The Drama Summer」
今年の1月に何の告知もなく突然リリースされた、明日、照らすの作品。WARPの事務所で気付いて、ひとりで「え?」って声出したの覚えています。今作は、個人的には特に「オードリー2」の情景描写から想像できるふたりの間に漂う絶妙な距離感と空気感がたまらなかったです。あれはもう、歌詞という名の文学。辛かった時も、寂しかった時も、あの時のあれって本当にどうしようもなかったんかな?と意味なく振り返る時も、いつも明日、照らすの曲が側にある人生だなと思いました。この時代でも、表現も、関係の構築も、肩肘張らずに遠回りくらいが丁度いいのかもなぁ。

2.SEMENTOS「文読む月日」
男、いや、漢・藤村JAPAN兄貴の渾身のアルバム、芯まで痺れます。生活と人生に寄り添い紡がれる日本語詞に励まされると共に、自分の不甲斐なさや甘さに気付かされてガツンと背中を叩かれるので、背筋ピーンとなります。髙石さんとばびおさんをサポートに迎えている今のSEMENTOS、マジで最強なんだよなぁ……スリーピースバンドとしての極地に踏み入れているまである。どんと構えて、受け入れて、他者を重んじ、自分を大事に、生活を愛し、過去を慈しみながら、前を向いて歩んでいこうと思える超最高傑作です。人生だ〜〜〜。

3.either「Dear Strange Summer」
俺たちの夏、そして青春を担うeitherの2ndフルアルバム。どこまでもがむしゃらで、どうしようもなく捻くれているけど、どんなことがあっても前を向き直し続けて、幾度となく音楽と、天井や壁にある何かしらの棒にしがみつくeither(佐々木翔)に、何度励まされたか分かんない。「Not Unity」はマジで泣けちゃうから勘弁してくれ。30歳過ぎると失くすものや忘れるものも多くなるけど、その分得られるものや残るものも多くなるもんだなと思わせてくれるeitherは、メンバーが変わっても一生の友達です。このレコードは墓場まで持って行きます。これは遺言です。みんな、頼むわ。

峯岸 利恵(ライター/吉祥寺WARP)

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