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【第23回 ヒノ・ヨーコ(THE DO DO DO’s)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"

2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!

第23回は ヒノ・ヨーコ(THE DO DO DO’s)!

1.折坂悠太「呪文」

4/25のライブ前、そろそろアルバムが出るはず…と同行者に語っていたところ、そのライブ終わりに告知されたこのアルバム!
スペルの「瞳の奥に降り注ぐ手懐けられぬ風景が私を私たらしめる」という歌詞や、本人が語っていたアルバムの「何か呪文のようなもの」という概念にすごく共感するし、ちょうど自分自身そういうものに対峙しようとしていたときだったから、すごく自分にとって大事なアルバムになった。
正気の「戦争しないです」という言い切り、淡々とした、社会や政治に対する姿勢、当事者意識を尊敬するし、ライブでしかきけなかった無言が収録されてるのもうれしい!
何か以前よりも、他者の気配のする、風通しのいいアルバムだと思う。
この前のライブも、音楽の楽しさみたいなものをすごく感じて泣けた。


2.Peter cat recording co.「BETA」

なんでこのアルバムを見つけたのか覚えてないけど、何きくか迷ったらとりあえずこのアルバムを聴く時期があった。
それからあまりに良いのでどんなバンドなんだろうと調べたらインドのバンドでびっくり。
インドのバンドは彼ら以外に知らない。ふくよかなボーカルと、ジャズとか、ネオソウルとか混じったグッドフィーリングなナンバーたちのなかに、インドのフォーク(かな?)をベースにしたような曲もある。
インドは日本にとってあまり馴染みのない国だけど、曲の良さで文化を越えてきてくれた気がする。
でもそれには、中国同様、インドがすごく人口の多い国だっていうのも一役買ってるのかな。きっとすごいカルチャーがあるはず、
その最初の扉を開いてくれました。


3.天国旅行「TOUGHNESS ROMANTIC」

友達が「天国旅行の新譜やばいよ」って言うから聞いてみたらやばかった。
もちろん天国旅行のことは知ってたけど、正直あんまハマってなかったのに、このアルバムはめちゃくちゃきいた!特に「背中のブラザー」がまじで好き。
歌詞はリズミカルなのに、シュルレアリスム的に不条理で、でも何故かドラマティックな情景をえがいてて、めちゃすごい。
セブンスのコードの不安定さと、変拍子の展開がどんどん違う世界に連れてってくれる感じする。
とにかく迸ってる曲の詰め合わせ!まさしくタフネス・ロマンティックって感じで食らっちゃいました。

ヒノ・ヨーコ(THE DO DO DO’s)

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