【第7回 鈴木佑太郎 (Never Go Backward) 編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2023年何聴いてた?"
2023年ももうすぐ終わり!ってことでLONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン、裏方さんに2023年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!
あえてYouTubeの映像のみ。タワレコの商品ページとかサブスクのURLとか敢えて貼らないんで気になる作品があれば自分でディグって欲しいです!
第6回はゆうたろうくん!
1. HONEST / HONEST
解説:
正直、メロディックパンクって知らない人からしたら同じような曲でツービートがうるさいジャンルという印象を受ける方が多いと思います。
確かに、ツービートうるさいしライブ行ったら人がゴロゴロ上を転がってて暑苦しいんだけど、そんなのも気にならないくらい音楽に没頭してしまうジャンルのひとつだと思っています。
HONESTのこのフルアルバム、"HONEST"は、全曲通して余すことなくメロディックパンクを感じられる、2023年最新版のメロディックパンクであると思います。
ロンパリのサイトを開いてこれをたまたま読んでくれている人にはなかなか少ないと思うのですが、メロディックパンクに少し取っ付き難い印象を持たれている方がいたら、このアルバムに入っている「Let Me Be Near You」と「Memories」を是非聴いてみてください!印象がガラッと変わるはずです。
メロディックパンクには縦ノリだけじゃなくて、踊れる一面もあるんだぞ、ということで曲の説明してたら死ぬほど長くなるのでだまされたと思って聴いてみてください🆗
2. Citizen / Calling the Dogs
解説:
去年、AnxiousというバンドがLittle Green HouseっていうEPをリリースして、周りの人が全員ヤバい!と言っていたのを覚えてます。その時、僕もAnxiousのEPを聴いて唖然となって、それからAnxious周りのバンドを掘るようになってから出会ったのがCitizenです。
Run For Cover Recordsっていうアメリカの神のレーベルがあるんですけど(僕の中ではRFCと並んでPure Noise Recordsが同じ神レベルで存在しています)、Anxiousと同じくRFCからリリースされた今作がマァ〜すごくて、今までの作風からは少し変わってはいるんですがそれが新しいCitizenを見せつけられているようでこれには涙、神神神神....
日本のICE GRILL$からもリリースされていて来日も現実的か⁉️とこれには思わず''勘繰り''をせざるを得ませんが、来てくれるのを気長に待っています。
(これは余談ですが、ICE GRILL$でLPがでてたんですけど、予約販売の時に買うか悩んでチキって買えなかったんだけど、この間NERDSに遊び行ったら1番手前に置いてあって勢いでこれくださいと言いました 後悔はしていません ガチで気分良いです)
3 lilbesh ramko / 終末collection
解説:
オタクや陰の者が端っこで愛想笑いや苦笑いをしている時の心境が出ているようにすごく勝手で主観的な感想ですがそう思ってます。
あの、あるようで無い居場所にいる時の心が狭くなっていく感じ、ナードの皆さんだったら1度は体験したことがあると思うのですが、6曲目の「i (dont) know」という曲、最初はピコピコしてて気持ちいい〜系か一見そうと思うんですけど、ラストにかけてシャウトで「もう知らない もう知らない わからないよ わからないよ 何も 考えないで dancing all night long 寝過ごしてきた 君と二人 分からないこの感情の先を探している」
こ〜れ、ここやばすぎます。いたたまれない感情のやり場が分からないまま、なんとなく過ぎていく時間に対する苛立ちみたいなのがシャウトやデフォルトで音が割れているところだったり、色んなところを勝手に汲み取ってしまって1人涙した覚えがあります。
今後も絶対注目していきたいアーティストの1人です。今のうちにチェックすべきです。
LONG PARTY RECORDSサクマ から ゆうたろうくん の紹介
仮免の効果測定に22回落ちた話は2023年の伝説。若干19歳の将来有望なインターネットソルジャー
自主企画のNever Go Backwardではパンクからヒップホップまで多種多様なイベントを打っててすげ〜いつも思ってる。
めちゃくちゃ仲良しかと言われればそうではないのかも知れないけど、シンプルに彼の文章と音楽センスが好きで依頼しました!