LONG PARTY RECORDS

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【第2回 るい(TEAR)編】LONG PARTY RECORDS PARTY RECORDS 年末企画"2025年何聴いてた?"

2025年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2025年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!

第2回はるい(TEAR)!

❶ the pullovers「きみだけがしってる」

→去年の12月にリリースされて約1年間聴き込んだけどマジで今年1番聴いてた。
なんなら去年の12月の1ヶ月だけでも2024年で1番聴いてた笑 
一曲ずつ語りたいけど収まるわけがないので一曲だけ語りたい。それがアルバムの最後の曲である"歯車の中で"という曲。この曲を初めて聴いた時、本当に衝撃を受けた。人生で初めてバンドに対して"完成しちゃったじゃん"と思った。

"このバンドといえばこの曲だよね"じゃなくて、"このバンドってこの曲だよね"
というこのニュアンスの違いを見事に体現してる。仕事とバンドの狭間で泣きそうになったり嬉しくなったりの繰り返し、そんな日々と自分を好きになったり嫌いになったりする。
人生は映画のようなハッピーエンドでもバンドエンドでもなくノーマルエンドであること。
だけどそれが何よりもトゥルーエンドであること。

そんな誰にとっても当たり前で特別な日常と生活を歌った最後のフレーズにバンド始動時の一曲目の曲名である"この歌にのって"を持ってくるってマジで完璧過ぎない?
10代で1番衝撃を受けた曲がチャットモンチーの"世界が終わる夜に"なら、20代で1番衝撃を受けた曲はthe pulloversの"歯車の中で"で間違いない。これは揺るぎない!大好き!!

❷ zoo「WISH I WERE」

→なんとなく周りのみんなが聴いてたから聴いてみたらとんでもなかった。
1曲目の"107"のサビの"ギターがあれば生きていけると思ってたのに そんなことなった" を聴いた時にこんな事バンドマンが歌うんか?と思った。

こんなにも焦燥感や葛藤、劣等感を包み隠さず真っ直ぐ歌うバンドに初めて出会った。子供の頃に友達と約束した"俺達ずっと遊ぼうな!"を果たせずに自他共に変わってしまった事への寂しさや悔しさのようなものをずっと歌ってて、失ってしまった・忘れてしまった青春はこのアルバムに詰まってる。

だから全曲が胸にブッ刺さる。
難しい言葉やコード・展開が無くすごくシンプルだからこそ歌詞に重みを感じる。
多分大人になればなるほどより深く感じてしまうと思った一枚!

❸ carabina「夜泣きの末に-EP」

→シンプルにめちゃくちゃ好き!俺がcarabinaに求めてたcarabinaらしさってこれ!
こうきの人間性が今までで1番色濃く出てすごくスッと入ってくる。
こうきらしい着飾ってない言葉に乗せたメロディーが最高。歌詞を見てこの曲は誰が書いたか当てるのって難しいけど、即答できるくらい人間味が出てる2曲目の"平成生まれの仲間達へ"はこれから一生歌って欲しいアンセムソング。

なんならcarabinaで1番好きな曲になった!あと6曲目の"Backward"
聴いた時にやられたと思った。マジで俺が思い付きたかった。普通にめっちゃ悔しい。
良過ぎる意味で裏切られた。掛け値なしで友達が今年出したアルバムで1番好き!
次回作も楽しみ!!あと関係ないけどApple Musicに登録されてるゆーたのパートがGt/合唱団 なの地味におもろい

🎵「2025年これ聴いてた!」プレイリスト
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🗒️「2025年何聴いてた?」バックナンバー
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