【第72回 神門弘也(Atomic Skipper)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"
2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!
第72回はじんもん!(Atomic Skipper)
1.GRAHAM「See You Later」
今年の春頃聴いて1番心地良かった曲。
夫婦で曲を作っているアーティストみたいで、奥さんのインスピレーションをラグタイムなしでブラッシュアップする旦那さん。どちらも天才で秀才。
日本語のロックバンドをやっていますが、音楽は国境を越えるなぁとつくづく感じます。時代なのかな。
サブスクよりCDと、今も思っている反面 こうやってサブスクで出会えた楽曲もあるわけで、何でもかんでも時代とか、流行のせいにするのは違うなぁと感じた師走。こうやって出会いを運んできてくれるんだから令和も悪くないな。まさしく現代のウルトラマリン このジャケみたいに地平線を越えて俺の耳元まで巡ってきてくれてありがとう。
2.Samm Henshaw「Doubt(feat.Wrech 32)」
トイストーリーが好きだ。
子供の頃に忘れた感覚とか、刹那的なノスタルジーを描いた作品が刺さる年齢になって。
あの時どれくらい紙飛行機を遠くまで飛ばせるか、階段を登ったり、余分な折り目をつけたり、硬い素材にしてみたり、そんなのが楽しかったあの頃。
トイストーリーといえば、君はともだち(ランディー・ニューマン)も良く聴く曲だなぁ。
この曲はそのノスタルジーと同じものを感じます。
言葉の細かさや、しなやかさはわからなくとも、We alrightのワンコーラスで今もあの頃も包み込んでくれる、そんな曲です。
3.レトロリロン「深夜6時」
列伝ツアーで出会った最高のバンド。
Vo.で作詞作曲の涼音くんとはいろんな話をしたけれど、この曲が仲良くなるきっかけだった。
とにかく初めて聴いた時の多幸感が凄まじかった。
当時、彼は人のために曲を書いてるわけではないと素直に言い切っていて、(今はさらに一皮剥けたみたい!こんなところで赤裸々にごめん涼音くん😵💫)
そんな自分に刺さってしまうのは、人間讃歌のアルバムを作る途中同じことを考えていたからかも。
止められないんだよね、それでも内から出る狂気を人へ伝えられる昇華のさせ方ができるバンドが俺は好きだ。
とにかく聴いて。全部のアレンジが秀逸。語り尽くせないや、この枠の中じゃ。
神門弘也(Atomic Skipper)