【第1回 サクマユウヘイ(LONG PARTY RECORDS)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"
2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!
第1回はおれ!
1.片想い「からまるおも」
僕らの街の音楽家。片想いの傑作4th!というか今年ハマったんですよね。片想い。今年の春〜夏くらいまで片想いしか聴いてませんでした。
片想いの何がすごいって、音楽を仕事にすることへのプレッシャーはあれど、変に気負わず囚われず、かといって隠すわけでもなく、ありのままにマイペースに人生を楽しむ生き様が音楽に反映されてるんですよ。若い子で言う"尊い"に近いんすかね。とにかく聴いてると景色が輝いて見えるんです。唱歌や童謡のように老若男女にスッと旨に染み込む彼らの音楽は肯定と活力をバフする魔法がかかってるんです。
"チェイサーブルース"の「たとえば愛について、今、ここで話すとしよう。あてがないこともいい。不確かも包まれていく、こぼした夢や、汚した夜をシャツに余韻でも滲ませてよ」って歌詞ヤベ〜。讃美歌か?片想いにハマってカクバリズムってすげ〜なって改めて思いました。
2.Scro「heart」
知り合いに教えてもらった。ロサンゼルスのSSW/ギタリストらしい。アーティスト名短すぎて調べてもなんか上手く検索に引っかかってこない。笑
マスロック的アプローチが性癖にドンズバに刺さる私は一発で堕ちましたし、それから半年経ちますがまだ地上に上がれていません。
打ち込みかってくらい正確なタッピングと耳馴染みの良い歌声の応酬で多幸感MAX。
これきっかけで今年の夏くらいにマスエモ的リフ×ブレイクコア系をディグった時期があったんですが、この人はシンプルに曲良すぎ!マジで一生聴けます。
3.ANORAK!「Self-actualization and the ignorance and hesitation towards it」
今一番、次に何をするのか。が最も楽しみなバンドの1つ。ANORAK!
地名で溢れていた激名盤の前作からエモの要素は引き継ぎつつ、エレクトロニカ/ダンスの要素を大胆に取り入れた脳から踊れる1枚。
こんなに振り幅があるのにANORAK!の音楽として腑に落ちるのが彼らの懐の広さと説得力だと思います。
タイトル通り、実験と試行錯誤の上で産まれたニューミュージックは海外でも外国人を爆踊りさせたらしい。すごすぎる。
サクマユウヘイ(風呂助)
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