2025年ももうすぐ終わり！
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2025年リリースの作品で3枚ディグってもらいました！

第13回ははるき（下北沢LIVEHAUS） 

❶ TRAST「THAT’S HOW I ROLL”2012-2023”＋ONE」

親より親なTRASTより新曲。
インスタライブとかで弾き語りverは去年から聞いてたんですが、今年の3月に北海道に行った際にギリギリまでライブでやるか迷ってライブで初披露してくれました。

泣きじゃくりましたね。初披露なのに全部全ガロングできるくらいには聴いてました。多分俺に向けて作ってくれた歌なんだと思います。っていうのは冗談で。みんなそう思うくらい歌詞があったかいので聞いてみて欲しい。

"1歩進んで3歩下がった、君だから君にしか見えない"

単に失敗を肯定してくれるんじゃなくて、挑戦して進んでもやっぱりダメだった。そんな誰にでもあるよくある失敗のようなものを肯定してくれる。たくさん傷ついて立ち上がったからこそ描けるこいけさんらしい歌詞。この楽曲を聴いていると、自分の人生の中で諦めかけた瞬間や、うまくいかなかった時期のことが蘇ってくるんです。でもそれを否定的に捉えるんじゃなくて、それも含めて自分なんだって思える。そんな温かさがある。ライブハウスって。人生って。メロコアって。TRASTって。これだから。

❷ ReVERSE BOYZ「NEONINJA LiFE」

このアルバムなんの告知もなく、急にDropしたアルバムだったんですよ。

話題性にするためには告知した方がいいのに、告知なしで爆発的な話題になった理由は聞いたらわかります。本当に半端ないです。初回聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。SNSでも瞬く間に拡散されて、みんな同じような反応してたのが印象的でした。

アルバムって頭から聞いてって繋がる箇所があると鬼気持ち良くて、We're from M19からv(K0M)vのような繋ぎ。最高すぎませんか。ぶち上がりましたね。この流れを作った時点で、もうアルバム全体の勝利が決まったようなもの。楽曲単体でも十分すぎるクオリティなのに、アルバムとしての構成力もヤバい。

age-ageが個人的に1番好きでした。自分の音楽のルーツとしてHIPHOPスタートなんですが、HIPHOP要素もありハードコア要素もあるReVERSE BOYZは本当に私的2025年衝撃をくらったので全人類チェックして欲しいですね。ジャンルレスな感じが今の音楽シーンにぴったりハマってる気がする。featの文化をバンドセットでしっかり行ってるのもAge Pointです。こういう新しいアプローチがもっと広まってほしい。

❸ KEIJU「N.I.T.O.」

まじでずっと待ってたKEIJUのフルアルバムがついに！

KANDYTOWN終わってから、KEIJUどうなるんだろうってずっと気になってたんですよ。で、5年ぶりにフルアルバム出すって聞いた時はマジで「ついに来た！」って感じでした。

"Never Ignore Trust Ourselves"でN.I.T.O.って、もうタイトルの時点で泣きそうになりません？KEIJUらしいというか、KANDYTOWNで一緒にやってきた仲間への想いとか、自分自身への信頼とか、そういうのが全部込められてる感じがして。

で、実際聴いてみたら予想以上にヤバくて。「K2」とか最初聴いた時鳥肌立ちましたもん。あんなビートに乗せたKEIJUのフロウがもう完璧すぎる。あと「Money Baby」でAwichとコラボしてるの、前から二人の絡みが好きだったから嬉しすぎました。化学反応エグいです。

個人的に一番刺さったのは「SAYSUM」かな。KID FRESINOっすよ、、、
KEIJUの新しい一面が見れた気がして、こんなマナーでも行けるんだって衝撃でした。UKの感じとKEIJUのラップが合いすぎてて、正直リピートしまくってます。

35分っていう長さも絶妙で、ダレることなく最後まで集中して聴けるんですよね。KEIJUの成長というか、進化を肌で感じられるアルバムでした。日本語ラップ好きなら絶対聴いてほしい一枚です。

🎵「2025年これ聴いてた！」プレイリスト
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