LONG PARTY RECORDS

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【第12回 ヨシモトアツシ(コールスロー/コーナーレコード)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2025年何聴いてた?"

2025年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2025年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!

第12回はヨシモトアツシ(コールスロー/コーナーレコード)

❶ 家主「NORM」

→俺の誕生日に配信リリース(神)。家主の約1年半ぶりの新作は5曲入りのEP。EPというサイズ感が俺は大好きだ。
syrup16gで言えば「My Song EP」ってことだ。大名盤。
全曲を田中ヤコブが作詞作曲、そして歌唱も担当。ベースの田中さんボーカル曲が好きな俺にとっては少し寂しいが、それにしたって素晴らしい完成度。

作品全体を通していつもの暖かくてナードな家主の中に、ほんとにうっすらと冷たさのようなものを感じる。冷たくて鋭い何か。

ここ数年で家主は売れた。だがそこに奢りもなければ高ぶりもなく、ひたすらに注がれる音楽への尊敬の念と持ち前の遊び心=余白を持ったまま緊張の糸を手繰り寄せるような、そんなしたたかさがある。見つかるはずがない虹の始まりを探すようなことは最早しない。まじで夢見てねえ、圧倒的に現実しか見てねえ。
そんな歌にどこまでもロマンを感じてしまうから不思議だ。

今日も不安で良かった。そう思っちゃう。そんなわけないのに。

❷ SYAYOS「Anthem 1.1」

→リリース当初、たくさんの友達がインスタのストーリーでこのアルバムについて盛り上がっていた。
俺もすぐに聴きたかったけど、我慢していた。なぜならば対バンが決まっていたからである。

そして迎えた俺たちのツアー伊那編。
予習ゼロでSYAYOSを浴びた結果、無事震えた。翌日の通勤中の満員電車の中でも俺の全身はリズムを刻んでいた。そのくらい共鳴していた。
たぶん大多数の状況を知らない乗客から見たら恐ろしい光景だったと思う。
ただ申し訳ないなとは思いつつ、俺はたまらなく気持ちよかった。
ちなみに、彼らから"コールスローの音楽は常に16ビートを感じる"と、
リズムのことで褒められたのもまた嬉しかった。
リズムは俺が音楽を作る上で一番大事にしているポイントだ。またすぐ会いたい。

❸ deadbody「SCDB-T310」

→最後に紹介する本作とは奇跡の出会いだった。

2025年個人的ハイライトとして絶対に外せない出来事のひとつとして、散歩屋YouTuberである「天竜川ナコン」に影響を受けまくって夜な夜な決行された深夜大散歩シリーズ、題して「海まで」というものがある。
これは赤羽の自宅から葛西臨海公園までの実に20km超の距離を徒歩だけで目指すというものであるが、チャレンジ自体は23時に出発して朝7時頃になんとか無事完歩した。
前半は街の音を聞こうと思い、音楽を聴かず向かっていたのだが、浅草を超えて墨田区エリアに入った辺りで一度大幅に休憩を挟んだ

この時"夜の街に合う音楽を掛けて"とSiriに呼びかけたところ、
偶然再生されたのが本作なのである。Suchmosのような、坂本慎太郎のような、曽我部恵一のような、素晴らしい空気感。こんなに良いのに、今月のSpotifyの月間リスナー150人。完全に勝利を確信した瞬間だった。

みんな騙されたと思って聴いてみてほしい。出来れば真夜中に。

🎵「2025年これ聴いてた!」プレイリスト
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🗒️「2025年何聴いてた?」バックナンバー
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