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【アンコール回 小林千絵(ライター)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"

2024年は終わったが駆け込みがあったのでアンコール!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!

第81回は、ちえさん!(ライター)

1.レトロマイガール!!「落陽」
「君はそのままでいてね 私が変わってしまっても 
照れた時 襟足に手が伸びて とかす癖はなおさないで なおさないでいてね」
この感情を音楽にしてくれるだなんて。それだけで大好きだし、そもそもこの歌詞すごい。ちなみに、レトロマイガール!!は今年最も聴いたアーティストでもありました。JUDY AND MARYやspeenaなど、2000年代のガールズバンドを彷彿とさせるアーティストで、ここまで自分たちに落とし込めているバンドに初めて出会った気がします。

2.Sundae May Club「チャーミー」
もはや2024年に限らず毎年よく聴いているサンデメ。「階段を転げ落ちたとき白い走馬灯に君は出てこなかった」という歌い出しを聴いた瞬間、今年もサンデメを追いかけていて良かったなと思いました。小雪ちゃんの歌声はまっすぐなのに、どこか哀愁を帯びていて、ライブで聴くと音源以上に胸に刺さるのも良い。走れ二輪車で。

3.橋本絵莉子「街よ街よ」
2024年、へとへとになった日にいつも助けくれたのがこのアルバムでした。えっちゃんの歌声とえっちゃんが作る世界は、いつの時代も今日を生きる私の背中をそっと押してくれます。中でも「やさしい指揮者」という曲はひときわ優しくて、インタビューを読んだところ、この曲ではツネさんの生前のドラムの音をループで使ったと書かれていました。この曲が優しい理由がわかりました。この世に音楽というものがあって良かった。このツアーのチケットを取っていたのに仕事で行けなくなってしまったことが、2024年最大の後悔です。

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