【第36回 鈴木 佑太郎(Never Go Backward)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"
2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!
第36回は佑太郎くん(Never Go Backward)!
1.One Step Closer「All You Embrace」
佐久間さん、今年もお声がけいただきありがとうございます!
僕の思う今年のベストアルバムはこれです。
去年にもこれをやらせていただいた際に挙げさせてもらったCitizenのアルバム(これも神ね、マストチェック)と同じく、「Run For Cover Records」からリリースされた今作はメロディックハードコアのイメージが強かったOne Step Closerに哀愁とエモをマシマシで追加トッピングしたような感じです。
いやなんでシャウトとそのメロディがマッチするんですか…と言わんばかりのハイパーアプローチにもちろん残っているOSC特有の疾走感とブレイクダウン。挙げ句の果てには食い気味でアウトロに侵入してくるピアノやトランペット。ライブでやられたら到底何が起こっているのか理解に苦しむと思いますが、来春に来日が決定しているので首を長くして当日まで待ちたいと思います。
去年行ったライブの中で最も感動したのがOSCの来日だったので、今回も期待が高まるばかりです。会場までツーステップで行ける気がします。またまた……………..。
2.yonige「Empire」
2022年、僕が高校から上がってすぐくらいにたまたまyonigeのライブが見れることになり、高校在学中に聞いていた「さよならアイデンティティー」とか、「アボカド」、「センチメンタルシスター」などなど聞けるかなとウキウキでライブを見てたらあっという間の30分間、一切”あの頃”の曲を演らずにライブが終了。
僕は聞きたかった当時の曲よりも、ほぼMC無しで(多分当時では)新曲(のはず)を一気に演奏し、想像していたポップだけなライブではなくダークネス且つシューゲイズを感じさせるような、でも”あの頃”のポップさもどこか残したような圧巻のライブに衝撃を受けたのを覚えています。それと同時に、なぜ最近のyonigeについて追っていなかったのか恥ずかしささえ感じました。
今作ではyonige特有の心地よい歌声とオルタナにシューゲイズのエッセンスを足したような印象を僕は受けました。
M8のExorcist、急にダークすぎますって、学校に向かう途中の渋谷駅で声が出ました….
てか、今度やる野音のタイトル「I’m Back」なのカッコよすぎね⁉️もちろんチケット申し込みました。
3.Speed「ONLY ONE MODE」
BMTHとか、iVyとかパ音とか挙げたい作品は沢山あるんですが、Speedのこちらで。
先日コーチェラの出演が発表された、日本人がアメリカで’00のアイドル”SPEED”かと思ってチケットを取ったら違ったなんてことも少し話題になっていたオーストラリア発GANG CALLED “Speed”。
M5「THE FIRST TEST」のMVとか映像を目にした方もいるかもしれませんが、ハードコアはダンスミュージックという言葉は間違っていなかったと再確認させてくれる思わず動きたくなるメロディとストップ&ゴー。ハードコアとフルートの融合。
文面だけで見たら何を言ってるのか全くわからないと思いますが、何言ってんだコイツ…と思った方こそ、ぜひ聴いていただきたいと思います。
このアルバムがオーストラリアのBEST HARD ROCK / MEAVY METAL ALBAMの賞を獲ってテレビに出たらしいんですが、この間のKNOCKED LOOSEのテレビでの演奏と言いつつ、ハードコアの台頭すぎません⁉️ありがてー時代へと進んでいく…。
前回の来日はあいにく観に行けなかったのですが、次回また日本に来てくれることがあればマンキンのモッシュで挑みたいと思います。カッケー過ぎ
(P.S. : SpeedのサイトからこのLPを輸入/購入したんですが、白地に模様が散ってる盤面のやつを購入したんですが届いたのが全く違う赤地に黒い塊浮いてる柄で…。なんか殺害現場みたいなのでした。ギャング過ぎ。)
鈴木 佑太郎(Never Go Backward)