【第31回 くわずるいろは(タワーレコード渋谷店)編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた?"
2024年ももうすぐ終わり!
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました!
第31回はいろは(タワーレコード渋谷店)!
1.umitachi「stand up」
M1revengeの歌い出しからグッと引き込まれて、聴いたのが2月の寒い朝だったのもあって余計になんかやられちゃって、もうずっと頭の中はumitachiでいっぱい。7曲全部いい、全部がやさしくて心の奥の方がぎゅんてなっちゃう。1人が寂しい日とか、起きたくない朝とか、なにがつらいのかもわかんないままお酒に頼って酔いすぎちゃった夜とかに聴いたら泣いちゃうかも。
同じ景色を見て生きてるんだなって思わせてくれる、そんな気がする。こんな変な世界を毎日必死で生きてる人に、頑張りすぎてるみんなに届いてほしい。
2.UNFAIR RULE「ひとりごと」
ダントツでライブ行ったバンド。アルバム聴くと、愛おしいみはねの人生がちょっとみえてきたりする。そしてちょっとだけ自分と似てるかもと思ったりする。そんな恋もあったなぁと、どうしようもない感情になっちゃったりして、みはねが「うちらの恋を歌ってる」って錯覚しちゃったりするし、だから他人事にはみえなくて、涙が止まらなくなる。そんな夜がUNFAIR RULEのライブではありすぎる。
M12内緒の「今日会いたいも言えないけど 最愛に変わりはない」って言葉がえぐい。まじでえぐられた。
一緒に泣いて一緒に怒って、自分のことのように傷ついてくれて、そして一緒に大人になっていく、同じ目線で隣を歩く友達みたいな、いろはにとってこのアルバムはそんな1枚。
3.野田洋次郎「WOMDER BOY'S AKUMU CLUB」
野田洋次郎の言葉は優しくて甘くてあったかいものから、儚くて暗くて醜いものまで、希望も絶望も怒りも祈りも、このアルバムには詰まってる気がする。
人間としての器?経験値?人生何周したらこんな事言えるの?と、いつか洋次郎と話せる日が来たら聞きたい。きっと一生理解できないから、一生好きなんだと思う。
秘めてた訳じゃないけどあんまり見せてこなかった“ラッパー野田洋次郎“が暴れてるのもとっても良い!
くわずるいろは(タワーレコード渋谷店)