【第29回 にしだ（珈琲家族/BUNS RECORDS）編】LONG PARTY RECORDS 年末企画"2024年何聴いてた？"
2024年ももうすぐ終わり！
LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン / 裏方さんに2024年リリースの作品で3枚ディグってもらいました！
第29回はにしだくん（珈琲家族/BUNS RECORDS）！
まずは、この企画に参加させて頂くにあたって、ただただ単純に、めちゃくちゃ嬉しくて。
けど、こんな僕が３枚を“選ぶ”なんて偉そうな、、勘繰りも入りながらも、
けど、考えれば考えるほどめちゃくちゃ楽しくて、、
改めて音楽と向き合える時間となりました。
悩みに悩みましたが、2024年リリースに絞り、“きいた”という部分にフォーカスを当てて、３枚のバランスを加味して、選ばせて頂きました！
（にしても、選びきれなさすぎたので法の抜け目を突いた、ギリ違法みたいな感想の述べ方しちゃってましてすみません
1.Charm「Clairo」
ジャンルでいくと、「Lo-Fi ベッドルーム・ポップ」です。
海外若手シンガーソングライターあるあるの “素朴な田舎女の子が家でたまたま作った楽曲が、インターネット（SoundCloudやYouTube）で大ヒット”的なやつですね。
そのムーヴから連想され、今年リリースした僕が大好きなシンガーは沢山いますが、
Beabadoobeeはスマしちゃうし
girl in redはアガッちゃうし
Billie Eilishはちょっとダウナー入るし
AURORAは思想強くなるし
その点、Clairoは、都会でスキップしながら聴けるけど、山で焚き火しながら聴けるし、目覚めてすぐ眠気まなこでも聴けるけど、酔っ払って帰宅した深夜、踊れるし、悲しい日のベッドでも聴ける
なんか、一番生活に近くて心地良い雰囲気が好きです。
まだ、ライブも少なく不安定なシンガーですが、その分、繊細にクールな活動で、今後が楽しみです！
2.The Messthetics & James Brandon Lewis「The Messthetics & James Brandon Lewis」
伝説的ポストハードコアバンド「FUGAZI」のベードラが軸で活動してる〝The Messthetics〟と、サックス奏者の〝James Brandon Lewis〟がユニットを組んで仕上げた1枚です。全曲インストです。
よくわかんないですよね、僕もよくわからず聞いてますが、、なんかヤバい ってことはわかります。
本当にそのまま「FUGAZI」の不規則だけどなんか気持ち良くてぶち上がれるハードコアイズムな演奏に、綺麗なサックスのメロディが乗ってて、めちゃくちゃアンバランスかつローカルな空気感に圧倒されます。
「効いた」で選びました。音楽の♾️さを思い知らされる1枚でした。
3.KOTORI「KOTORI」
すごく印象に残っています。
このアルバムが出る前にサブスクで先行配信の流れがあって
「秘密」から配信されて、スゲー！と。
「DAWN」が次に出て、何じゃこりゃ！と。
「Heartbeat」で、とうとうそこまで行ったか…感謝（驚）と。
「東京」が最後に出て、あれ？やっぱりこっち側だった！（安堵）
と。
からの、セルフタイトルアルバムリリース
全曲通して聴いたあと、してやられた感が半端なかったです。
賢者モードと同感覚。
本当に、日本ロックバンドのロマンが詰まってる。
ジャパニーズパーフェクトバンドは本当です。
あっち寄りかなと思いきや、本当はこっち寄り みたいな
みんな分かるけど、もっと分かれる人（自分）にはもっと深く入ってくる みたいな
この味わい方は個人的に、ダウンタウンとか岡本太郎とかと感覚が似てる気がします
更に、メンバー脱退で、どうなるの！？
と思いきや、最近のライブ見させてもらって、そうなったのか！という…
ライブパフォーマンス・メロディ・歌詞・バンドマーチ…etc
もし自分がプレイヤーだったら最も憧れる究極体バンドだと思います。
あとがき
他にも業界的に強いハイライトとして印象が強くて、
個人的にもかなり聞いた、「宇多田ヒカル」「サザンオールスターズ」「Awich」「不便の妙」「Turnstile」「The Smile」「HYUKOH × 落日飛車」
も選びたかったけれど、、
2023年も同じ熱量で語れるので、誰かお話させて下さい！！
★ちなみに2023年の3枚
Desire, I Want To Turn Into You / Caroline Polachek
Petals to Thorns / d4vd
12 / 坂本龍一
にしだ（珈琲家族/BUNS RECORDS）
