東京「せだい」初のフルアルバムは、当初から掲げてきた世界観の集大成として制作された渾身の一枚
荒々しいギターサウンドはもちろんのこと、時にはアコースティックギター主体の温かみのある楽曲、時には美しいアルペジオを駆使した幻想的な楽曲等、音像はバラエティに富んでおり様々な表情に移り変わる。
その上で歌詞の中では一貫して『季節』が重きに置かれており、多様な楽曲がありながらも全曲が道を踏み外さず、それらが元よりあるメロディーのキャッチーさ、そして『せだいらしさ』をより際立たせている。
以前は基本的にセルフREC、セルフMIXのいわゆるDIYと呼ばれる手法で音源制作に取り組んでいたが、今作ではエンジニアを迎え、せだいとしては新たな境地に一歩踏み込んだ。
<収録曲>
1.tomoran
2.Snowflake in oneframe
3.yudachi
4.Dawnemotion
5.最終電車
6.春のまなざし
7.Curemilky
8.Secondhand Lions
9.Delirium
<せだい>
2018年東京大井町にて結成。これまでEPを3枚、デジタルシングルをコンスタントにリリース。
Ba/cho タカヤマリク、Gt/cho 清水正太郎(うんにょん) 、Vo/Gt 佐久間ゲンソウ、Dr.ヌマジリユウヤ (L→R) の4人編成。
ASIAN KUNG-FU GENERATION、eastern youth、bloodthirsty butchers等をリスペクトに置いた王道のインディーサウンドが大きな特徴。
その荒々しい音像と共に繰り広げられる言葉やメロディーは、その時々の風景描写を用いて彼ら独自の心象を紡ぎ、それらが海外を含む一部インディーロックマニアの間で支持されながら、東京を中心に精力的な活動を続けているバンド。