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SWING

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¥1,309円(税込)

名古屋を拠点に置く男女ツインボーカルメロディックパンクバンドSWINGの2019年8月に初の全国流通発売を迎えたアルバムが、このタイミング(2020年4月)でロンパリデビュー!
地元名古屋で開催されている最大規模のフェスFREEDOM NAGOYAへオーディションを勝ち抜き出演を勝ち取った李、そして今作を何と自主レーベルからのリリースとなった2019年は、まさにSWINGにとって飛躍の1年にとなったに違いない。
そして2017年からスタートしたそのバンド活動における、一つの集大成となった作品となっても過言ではない!!

まずは挨拶代わりにはじまりを告げる、もはやSWINGにとって定番というかテッパンとなってきたと言っても良いだろうショートキラーチューンからスタート!次いでバンド史上、最高最強にスーパーハピネスポップナンバーである”バイマイライフ”と続くメリハリがすごく良い。…なんだこの幸せな気持ちは!

しかし、まだまだ終わらないスタートダッシュ!バンドの柄がそのまま具現化したかの様なM-3、これがたまらなく響く。変化球や言い換えなしの、ストレートな気持ちがそのままSWINGのメロディックパンクとして表れたかの様なナンバーだ。
この曲を聴いて筆者が感じるのは、改めてボーカリストの魅力が溢れるバンドであると。声色的な第一印象としては、この声で日本語ロックを聴いてみたくなる様なBa/Voみずほ。Gu/Voケイタ(筆者はけーちゃんと呼んでます。)の声一本だけで作る哀愁メロコアナンバーを聴いて見てみたいとも思わせる、共に実力も十分で実に対照的なボーカル色を持つSWINGも持つ一つの魅力が存分に表れているM-3はメロからサビまで、兎にも角にも聴き逃しをせずにしっかりと堪能して欲しい。
メロコアは、コーラスが肝となるジャンルではある。各曲、各パートによってリード、ハモりが変化したとしても、その対照的な声色と、しっかりとした実力を持つボーカル2人によって、そのメロコアの基盤が自然と出来上がっている事。まさに生まれ持った天性の”メロコアニスト”なのかもしれない。

少しM-3に関して長く連ねてしまったが(笑)M-4の様な初期衝動曲もあるのがまた嬉しく感じる。「男女ツインボーカル」という肩書だけで、人によっては聴く前からキャッチーなイメージを抱きがちかもしれないが、SWINGはこんなナンバーも作れるのだ。しかも歌っている内容は凄くシュール、またそれが良い。エアコン最高だもんね、文明の進化バンザイ。

緩急、メリハリに富んだ作品ではある事がここまで連ねてきた内容によって伝わるかと思うが、しっかりと聴かせる事も出来るのがまた良くそれが伝わるのがM-5だ。そしてこの一枚を締め括るラストナンバーによって感じる全体の作風と言うのが、ライブのセットリストの様にも感じる事だ、スバラシイ!

フォゲミ、LONGMANなどと、今でこそ多くの男女混声メロディックが台頭してきたシーンではあるが、その中でもSCOTLAND GIRLに近しい印象を持つSWINGは、そのライブもメロコアのライブらしい泥臭く映るところが堪らなく刺さる!!

これからの男女ツインボカールメロディックを牽引していくのは、SWINGだ。…しっかし、今の東海シーンは層が厚い!

ヨシダワタル(るん)

<収録曲>
1. Live freely
2. バイマイライフ
3. 一生懸命頑張っているあなたが幸せになりますように
4. Air-con
5. So good, so cool
6. Don't know tomorrow