2023年ももうすぐ終わり！LONG PARTY RECORDSではお世話になってるバンドマン、裏方さんに2023年リリースの作品で3枚ディグってもらいました！

あえてYouTubeの映像のみ。タワレコの商品ページとかサブスクのURLとか敢えて貼らないんで気になる作品があれば自分でディグって欲しいです！

第52回の最終回はおれ！

1.家主 / 石のような自由
ただグッドミュージックを追い求める家主の3rdアルバムが超マスターピース。
まず歌詞に行き着く前にシンプルにメロが良すぎて食らいまくったっす。
どこを切り取ってもクライマックス級の極上メロ。 ひと噛み目からクソうまいのに噛めば噛むほど旨味が増します。

石のような自由って タイトルにもバチ食らい。何かに縛られた自由、条件下での自由。石のような自由…?
歌詞も鋭くて最高。エグい。生活に寄り添いながらヘイトしてる。優しいのに鋭い。
「きかいにおまかせ」の後半では機械に任せてた俺たちが機械に支配されるという 社会的な毒を圧倒的にキャッチーなポップスに乗せて歌う。食らいまくり。
60年代のプロテスト・フォークを踏襲し、現代にぴったり当てはめてる。ヤバい。
おすすめはM2「きかいにおまかせ」M8「耐えることに慣れ過ぎている!」M10 「Dreamy」です！

2.NORIKIYO / 犯行声明
ラッパーNORIKIYOが獄中で作詞した10thアルバム。
逮捕された理由と報道の 内容に剥離があり、”誰か”の都合で話を盛られてしまったNORIKIYOの フラストレーションや怒りがぎっしり詰まった作品。基本めちゃクソキレてます。 

ここで言いたいのはしでかした事の善悪じゃなくて、世の中に都合の良い使われ方を していないか？と疑いを持てってこと。
いわゆる"勘繰れ"ってことを教わりました。 
法律に限らず、自分の周りの環境において、"誰"によって「これはいい/ダメ」と ジャッジされているのか。理解していないまま生きていくのは損をすると気づかせてくれました。
ヒップホップでもロックでもなんでも、生き方を見直す程の衝撃を受けた 音楽こそ芸術作品なんだと思ってます。
怒りで作品を作った結果、 意図せず本質にたどり着いてしまった。みたいなアルバム。食らった！ 
おすすめはM3「犯行声明」M9「オレナラココ 」M13「ラップの王将」です！

3.UNFAIR RULE / いつものこと(完全盤)
岡山「UNFAIR RULE」の初めての全国流通盤もそれはもうドキドキした１枚。
バンドの今いる位置や、周りからの評価を自分でも理解した上で「看護師の夢も諦めた /私の夢を変えてくれてありがと」（非行少女）と
音楽家としての人生を歩く事への 決意を歌いつつも、流行りや一時的な熱には絶対に流されない事、ライブハウス主義、 そして人間主義である事とする強い意志を人柄とライブから感じました、

むしろ大人の方がグッとくるかもしれない等身大すぎる歌詞、高い熱量で届ける演奏、 焦燥感を乗せて涙腺を撃つ山本珠羽の歌声。
まだ未体験の人は是非！
ちなみに完全盤ってのはサブスク配信されてない「ふたりのうた」って曲が入った CD盤のこと！「ボートラ入り」じゃなくて「完全盤」って言い方がこれまたニクい！
おすすめはM1「非行少女」M2「馬鹿みたい」M8「わからないままで」です！

まとめ

楽しかったので来年は100人に聴きたいです！

風呂助𝕏 @saku624
🅛🅞🅝🅖 🅟🅐🅡🅣🅨 🅡🅔🅒🅞🅡🅓🅢 @lonparirecords